お客様の声-株式会社岡山建築工房
和と洋がひとつになると、たくさんの人が集える堂々とした家になる
―本家の仏壇といまを楽しむ家族がひとつになることが目標でした―
親族が隣に家を持ち一緒に暮らすことは、足助だけでなく、持ち家率の高い愛知県ではよくあることです。
河合さんの家も、ご主人のご両親の家と並んでいます。古くなったほうを建て替えて、次の世代へ。そんな相談が持ち上がったとき、「うちは本家になるので、お盆や法事だとたくさんの人が集まるんです」と奥様。お仏壇を守る本家さんは、一家の要の家です。
「だから、いまどきの設計者さんだとわからないと思うんですよ」。
それに……「日頃は普通に暮らしたいでしょ。成人を越すような息子娘がいますし、ある程度はいまどきのものも欲しいですもの」
―広々空間を充分に演出しても、うるおいのある家にします―
奥様の希望と、次代を担うお子さんたちの意見、そして家長であるご主人の考えをあれこれ模索してまとめあげた家です。
仏間と自然木フローリング床のリビングをつなぐ畳の部屋。引き戸を閉めれば1部屋に。「仏間の戸を閉めれば、畳はいまどきの和室です」。部屋を効率よく使えることが嬉しいと奥様。
リビングの天井から3階までの高さの吹き抜け。
「解放感がすごいでしょ」。奥様も少し意外だったといわれるのは「これだけ広々していても寒々しくないの」。
ソーラーサーキットで空気がいつも動いているため空気に潤いと温かみがあるのです。
―広い部屋は人を豊かにします―
「長男もリビングがいちばん好きだといっています」。
お母さんとしては嬉しいひと言。
使い勝手のよい対面キッチンでも家族の会話が広がりますが「2階のプチリビングもみんなが集まるんですよ」。学生のお嬢さんが友だちと集まって大いに盛り上がったとき、内緒話が珪藻土で塗られた吹き抜けに吸われてしまったかな?
そんな家族と周囲の人もくつろげる河合さんの家です。
[株式会社岡山建築工房]
100年経った古民家の煤竹の天井と、奥様の希望が満載の建て替え新築
―建て替えは長い間の希望だったとうかがいました―
ご自宅は、大通りから細い坂道を登った所に建つ築100年越えの古民家です。坂の下の大通り沿いには、ご両親が商っていたお店の建物があり、2軒を親子三代の家族が行ったり来たりしていたそうです。
「毎日の生活は、坂の登り下りの繰り返し。そろそろと思っていたときでした」街道沿いの店を住居に建て替えようと思ったとき、「さて」と悩んだそうです。
「地域の特性を知っていて、年代別の希望を聞いてくれる業者さんってどこにいるの?」
―希望はまず形にします―
さて、と考えたとき「そういえば息子の同級生のお家が」と岡山建築工房を思い出したのは少し偶然。でも、「地域のことと、年代別の希望を理解して聞いてくれる」との予感は的中でした。
「ともかく、何回も何回も通ってくれました」
「妻の住まいへ、特にリビングと水回りへの長年の希望がドッと押し寄せるなか、それを毎回毎回、一つひとつ図面にしてくれました」
―構造の耐久性が保たれれば、希望に沿います―
お子さんの様子がわかる「中二階ともいえる広い踊り場」空気が気持ちいい「呼吸する板壁」。ソーラーサーキット工法と、それを最大限に活かす吹き抜けの設置は、解放感のある「風通しのいい家の中」を実現しています。
天井が高く取れたことで、2階に第二のリビングが出現。
―100年を見守ってきた煤竹を活かさない手はありません―
お母さんが、たびたび眺めてはホッとされる玄関から廊下への天井。ここには坂の上の古民家にあった煤竹が贅沢に使われています。「住み心地いいですよ」とにっこり笑うお母さん。暖かな空気が家中を流れているのを感じられる家でした。
[株式会社岡山建築工房]